<KC-HZJ70関係資料>
初年度登録平成11年6月
登録年月日2012年3月21日
中古で3月購入
走行距離58000km
状況及び症状
普通にブレーキを踏んだ時、他のランクルと比べると、ブレーキの利きが甘い。

処置内容

ジャッキアップしてリジットラックをセットする。
リアブレーキ調整(LSPVバルブが付いている)で自動調整に頼らず、リアドラムとライニングの隙間をバッキングプレート裏側のホールプラグを外し、アジャスティングボルトをマイナスドライバーで回る方向に
回して調整する。調整後、手でドラムを回し引きずりがないことを確認する。

引きずりがある場合は、ホールからマイナスドライバーを入れ、オートマチックアジャストレバーを押してアジャスティングボルトからオートマチックアジャストレバーを離す。
そのままの状態で、もう一つのマイナスドライバーで、アジャスティングボルトを逆方向に回して引きずりを直す。

※ドラムが付いていて、バッキングプレート裏側から見ている写真。本当は内部が見えないので、ブレーキシューを広げる時と狭める時は勘で行う。
Aでオートマチックアジャストレバーをマイナスドライバーで押してアジャスティングボルトからオートマチックアジャストレバーを離す。
B、そのままの状態で、もう一つのマイナスドライバーで、アジャスティングボルトを逆方向に回して引きずりを直す。

ブレーキ調整マニュアル

パーキングブレーキの引き代が、7~9ノッチを確認する。
※、タイヤホイールを外した方が作業が容易。

結果
今回の作業でブレーキの利きは、多少良くなったが暫定処置とする。

ブレーキ関係と車軸潤滑具合が心配なので点検を行った。
車軸の潤滑状態は、良好だったが、大事を取ってグリスの詰め替えを行った。
普通に使用している分には、10万キロは、オーバーホールの必要ないと思う。
ただし定期的にガタの点検を行いガタの有る場合は、締め付け調整が必要。
水深ホイールの半分以上の場所を走行した場合は、オーバーホールをおすすめする。
その為にもランクル購入時は、車軸が全浮動タイプの物がベスト。
分解整備が容易だからです。

2016年8月23

走行距離 103584km

ブレーキディスク全周に傷が深くついているので、ディスクとディスクパットセットをカーディーラーに交換依頼。
ついでに12か月点検、Y60のようなことがあるので、ブレーキホース交換(一台分)それぞれ依頼。
HZJ73については、2016年7月31日、走行距離222376kmに12か月点検とブレーキホース交換(一台分)を
カーディーラーに依頼。
結果
ブレーキの利きOK(かなり利くようになる)

今回で恒久とする。

LSPVバルブ機能点検、
今回1人作業なのでマニュアル通りのウエイトを運転席床に約55kg載せる。
リア荷台に60kgのウエイトを載せる。

ロードセンシングスプリングシャックルNo2のA寸法の長さを測定すると約80mm。
基準値78mm。
測定範囲72mm~84mm
ロードセンシングスプリングシャックルNo2のA寸法の調整は行わない。
現車に4名乗車し走行してもブレーキの利き具合が悪くならない。
当基地にLSPV用の油圧点検機器がないので
このような確認方法をとった。
結果異常なしと判断。
hzj70vlcpv取り付け寸法


リアブレーキオートマチック アジャスター機構作動確認


実施年月日 2016年11月1日
走行距離 104958km

前回ブレーキディスク全周に傷が深くついているので、ディスクとディスクパットセットをカーディーラーに交換依頼。
ついでに12か月点検、ブレーキホース交換(一台分)それぞれ依頼したが、自分でリアブレーキオートマチックアジヤスター作動の
確認をしなかったので今回実施。

1、リアブレーキオートマチックアジャスター作動確認をするので、リアブレーキドラムに抜きボルトM8mmを締め込む。
M8mm抜きボルトを締め込んでもドラムが外れない。
<下画像>矢印M8mm抜きボルト
hzj70vリヤドラム外しボルト

2、ブレーキドラムが容易に外れないので、バッキングプレート裏側のホールよりマイナスドライバーを入れ
アジャスティング ボルトからアジャスティング レバーを離す。

hzj70リヤブレーキ調整穴

Aのマイナスドライバでアジャストレバーを押してBのアジャスティングボルトから離す。
※下の写真は、アジャストレバーが、アジャスティングボルトから離れたところ。
離さないと逆回りにアジャスティングボルトを回転出来ない。
逆にアジャスティングボルトを回してブレーキシユー  リーディング側トレーリング側を内側に狭めてドラムを外す。
※本来ドラムが付いているので、この状態を見る事は出来ない。
hzj70vリヤブレーキアジャストレバー

※マイナスドライバーでアジャストレバーを押す。もう一つのマイナスドライバーで、アジャスティングボルトを逆に回す。
ドラムが付いているので、勘で行う。
普通アジャスティングボルトにアジャストレバーが、接触した状態だとワンウェーにしか回らない。
hzj70vリヤブレーキ調整

Aのパーキングブレーキシユーレバーを左右に動かして、アジャスティングボルトが回転するか確認。
hzj70vパーキングブレーキシユーレバー
パーキングブレーキシユーレバーを左右に動かすとオートマチックアジャストレバーBが上下に動きアジャスティングボルトAが回転するのを確認。
左右リアブレーキアジャスティングボルトAが回転するのを確認。
左右リアブレーキアジャスティングボルトA回転確認。


ブレーキドラム取り付け。
ブレーキペダルを踏むと踏み代が深い。
パーキングブレーキレバーを繰り返し、いっぱい引く。
ブレーキペダルの踏み代が出る。
このときパーキングブレーキレバーの引き代が、7~9ノッチを確認する。
オートマチック アジャスタ機構作動確認終了。
※2012年3月から2016年11月までいろいろ 行って来たが何が悪くてブレーキの利きがよくなかったのか?
それは、ブレーキディスクとディスクパットの接触面不良と思われる。
交換したディスクとディスクパットをお見せできないのが残念です。
2020年12月11日久々にデーラーに6か月点検依頼
走行距離 138956km
来年6月車検を受ける前に
デーラーでに6か月点検を依頼し前後ブーキ点検もして頂き、テスターでブレーキの利き具合異常なし。
リアブレーキドラムを外し各部点検異常なし(ライニング残り5、5mm)でした。
フロントブレーキディスクパット残り量5、0mmなので来年6月車検前に交換予定。
整備士の方お疲れ様でした。
車検時、ブレーキテスターの検査を受けた時も異常なしなので、ブレーキ正常です。

                          
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ドアロック交換